コンパニオンバートとしてのヨウムの魅力と飼い方

コンパニオンバード、ペットとしての鳥を飼う方は多いと思いますが、飼い鳥で人気があるのは、手乗りインコと呼ばれる鳥ではないでしょうか?

手乗りインコと言っても種類は様々ですよね!一番メジャーなのがセキセイインコですが、セキセイインコの中にもたくさんの種類があります。次に思い浮かぶのがオカメインコ、サクラインコなどですね!オカメインコは、インコの言う名前が付いていますが、実は、オウムの仲間です。

ここで1つ雑学です。インコとオウムの違いはなんでしょうか?大きさいと思われている方も多いのではないでしょうか?

オウムとインコの違いは、冠羽が有る無しで分けられています。オカメインコには、冠羽がありますね!だからオウムの仲間です。色鮮やかなコンゴウインコなどは大きさで言えばオウムだと思う方も多いと思いますが、冠羽がないのでインコの仲間です。今回紹介しているヨウムも中型のインコです。

オウムといえばおしゃべり上手だと言うイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?しかしオカメインコはそれほどおしゃべりが上手ではありません。白色オウムと呼ばれるバタン類もそれほどおしゃべりが上手ではありませんが、ヨウムはおしゃべりが得意な子が多いのですよね!

個体差はありますが、おしゃべり、モノマネは得意な種類がヨウムでそれが魅力に1つです。インコやオウムの魅力の色鮮やかな面はヨウムにはありませんが、灰色に赤の尾羽は魅力を感じる方も多く、また鱗のような灰色の羽で綺麗ですね!

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コンパニオンバードとしては、人に慣れやすく賢い鳥でもあり、おしゃべりもモノマネだけではなく、言葉を理解して話す個体もいるようです。

飼い鳥、コンパニオンバードとしての魅力はわかりましたが、飼い鳥としての飼いやすさも重要ですよね!

ヨウムは、大型、中型インコ、オウムの中では飼いやすい種類だと言われていますが、病気などにも感染しやすい種類でもあります、特に強いのがPBFDです。インコやオウムが罹りやすい感染病で、完治が難しい、治す方法が確立されていない病気で怖い病気です。このPBFDに罹りやすいと言われているのがヨウムです。

多くのヨウムがこのPBFDで命を落としています。発症しても稀に完治する個体もあるようですが、不知の病と言われています。

また、神経質な子も多く、何かのキッカケで羽、毛を抜く子もいます。ストレスが原因だと言われていますが、はっきりした原因は様々です。1日中かまってやれない生活環境などの場合、ヨウムはストレスで毛抜きなどを始めるケースもあるので構う時間を取れない方にはヨウムを飼うことは避けたほうが良いかもしれません。これは、ヨウムの限らず、飼い鳥全般に言えることですので、自分の環境を考慮してお迎えしてください。

食事は、最近ではオウムやインコ用のペレットがたくさん発売されているので、栄養面、手軽さなどでペレットでの飼育を推奨されるペットショップや獣医さんがほとんどです。ドッグフードやキャットフード同様、必要な栄養が取りやすく、体調管理や寿命などもこれから伸びてくると思います。

しかし、ペレットだけではなくフルーツや野菜、種なども食べさせてくださいね!

世界的にもコンパニオンバードとして人気のヨウムですが、野生のヨウム保護のためにワシントン条約でCITES2からCITES1に格上げされたことで、この先入手が難しくなることや販売価格の上昇も考えられ、飼いたくても飼えない方も多くなるかもしれませんが、ヨウムの魅力を多くの人に知っていただきたいと思います。

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